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玉林酒家の辛湯(ラータン)で旨辛を堪能せよ!『玉林酒家 (ギョクリンシュカ)』

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 休日の早朝、久しぶりの晴天に気分を良くした俺は車で遠出することにした。

  

 札幌市東区にある百合が原公園に車を停め、公園内を散歩する。手ごろなベンチを見つけ座り、ショルダーバッグから勉強の本を出して読み始めた。朝一ということもあり、静かで空気も澄んでいる。広い公園を独り占めにするこの瞬間はとても贅沢な時間だ。開放感のある場所での読書は実にはかどる。

 

 集中力が途切れるたびに、他の人のブログを読み、公園内を歩き、また、本を読む。気づいたら昼飯時だ。スマホで近場の飲食店を探すと有名な中華料理のお店『玉林酒家 (ギョクリンシュカ)』があることが分かった。

 

 公園から少し距離があったため、車で『玉林酒家 』に向かうが、駐車場が満杯だ。車道に停める訳にもいかず、困っていると、道路を挟んで向かいに第二駐車場があることが分かる。車をUターンさせ、第二駐車場に停め、道路を渡って店に入った。

 

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 まだ12時前だというのに、すでに店内は満席状態だ。しかし、喜ぶべきか悲しむべきか、幸いにも俺はお一人様なので、すぐに2人用席に案内された。

 

 メニューを手に取りはしたが、俺はメニューを開く前から何を頼むのか決めていた。口コミサイトで評判の良かった『辛湯(ラータン)』と『刀削麺(トウショウメン)』だ。『刀削麺(トウショウメン)』には味付けの種類が色々あったが、辛い『辛湯』とかぶらないよう、辛くなさそうな『刀削広東麺』を頼むことにした。『辛湯(ラータン)』は、量を考えて一人前用の『プチラータン』を頼むことにした。

 

 俺は右手を上げる。

 

 しかし、誰もこない。どこを見ても店員さんがいない。席を立ち厨房の方へ探しに行こうとしたら、料理を持って出てきた。このお店は店内の大きさのわりにホールスタッフが少ないらしい。なんとか店員さんをつかまえ、『プチラータン』と『刀削広東麺』をオーダーする。

 

 おかしい。いくら待っても、水が出てこない。店内を流れる中国の歌を聞きながら気長に待っていたが、いくらなんでも遅すぎる。席を立って店員を呼ぼうとしたら、客である女性が上着も着ずに入り口の方へ歩いて行く。目で追うと、入り口の横に水が置いてあるではないか。このお店の水はセルフだったのだ。常連さんには常識かもしれないが、初めての客には分からない。最初の一杯ぐらい水を出してくれてもいいのではないか?

 

 しばらくして、『刀削広東麺』がテーブルに来た。

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 デカい!レンゲの大きさで比較できると分かってもらえると思うが一人前という量じゃない。これを一人で食べきれるのだろうか?いくら俺が朝食抜きであったとはいえ、大丈夫だろうか?本命のラータンを控えているのに、『刀削広東麺』に浮気している場合ではなかったのではないか?

 

 とにかく、俺は手をつけることにした。美味い!うどんのようで、うどんではない独特な麺とこの中華スープが絶妙に合う!

 

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 調べたところ、この刀削麺は、小麦粉を水で練って作った生地を包丁で細長く切って、鍋の中に落としてゆでるらしい。製法からして独特な麺である。生地をそぎ落とすため、麺の太さは均一でないが、その分食感に幅があり、飽きがこない。麺の味はうどんなのだが、コシがある部分とフヤフヤに溶けかかっている部分があって、実に面白い。これは噂以上に美味い!当たりだ!店員の愛想のなさなんかこれで帳消しだ!

 

 そんな感じで、刀削麺を堪能していると、本命のラータンがやってきた。

 

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 見るからに辛そうだ。お腹も一杯だ。手をつける前から、俺は頼んだことを後悔し始めていた。この『玉林酒家』は、余った料理の持ち帰りができるお店である。持ち帰り用のパックもお店が用意してくれるらしいのだが、持ち帰りは俺のプライドが許さない。頼んだものは全部食べきる。それがフードファイターである。

 

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 小さなお玉で中をすくい小鉢によそうと、豚肉と白菜が沢山入っており、食べごたえもある。辛い!でも、美味い!いわゆる旨辛というやつか?あれだけお腹が一杯だったのに手が止まらない。顔全体から汗が出てくる。流れ落ちる汗が顎を伝って落ちて行く。脳の血流も良くなっているせいか、頭もスッキリしてくる。爽快だ!食べるだけでストレス発散できるぞ!これならいくらでも食べられるぞ!午後からの勉強もはかどりそうだ!

 

 しかし、俺はフードファイターではない。食べきれず残してしまった。持ち帰り用のパックをもらい、お土産用にオーダーしたザンギ(から揚げ)と一緒に持ち帰る。あまりにお腹が苦しく、結局、午後は勉強せずに昼寝することになってしまった。

 

 その日の夕飯も俺は辛い、美味いと独りで叫んだ。ザンギ(から揚げ)で飲む酒は実に美味い!あまりに美味過ぎて、写真を取り損ねたことが悔やまれるが、楽しい夜だった。

  

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