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コミュニケーション能力を鍛える3つのポイント

戯言

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 コミュニケーション能力を簡単に説明すると意思疎通ができることである。

 

 自分の伝えたいことを伝え、相手の伝えたいことを理解できる。例えて言えば『言葉が通じる』ということである。コミュ症と呼ばれる人がうまく話せないのは、日本人が国外旅行でテンパることに似ている。国外旅行でテンパるのは言葉が通じないからであって、言葉が通じる国内旅行でテンパりはしない。

 

コミュニケーション能力は鍛えられる

 コミュニケーション能力は鍛えることができる。鍛える方法として一番確実な方法は、『共通言語』を持つことである。日本においては日本語が共通言語であるが、俺の言う『共通言語』とは、コミュニケーションのために必要な知識などのことを指す。具体的には、共通する知識・話題である。

 

 コミュニケーション能力が低いと言われる人が全くコミュニケーションを取れないのかというとそうではない。共通の話題を持った相手とは、それこそ一般人には理解できない専門用語で、驚くほど流ちょうに意思疎通できる。また、母国語が違うため言葉が通じない日本人と他国の人で、喜怒哀楽を通して分かりあうこともできる。条件さえそろえば、コミュニケーションを取ることはできるのだ。

 

 一般的に、コミュニケーション能力が高いと言われる人の共通点は、広い知識を持ち、相手の表情から相手の心理状況を読み取ることが得意である。また、洞察力、観察力に優れ、物怖じしない性格である。彼らは表面的には喜怒哀楽が激しく見えるが、意外にも内面的には他人に無関心である人が多いという特徴がある。コミュニケーション能力が高い人は八方美人で、その場に合った役割を演じることを得意とする役者タイプなのだ。

 

 今でこそ、俺はコミュニケーション能力が高いが、小さい頃、口下手でコミュニケーション能力は低かった。人見知りが激しく内気で暗かった。そんな俺のコミュニケーション能力が高くなったのは、追い詰められたからである。話がそれてしまうため今回は割愛するが、空気を読めないと殺されてしまうという環境で育てば、誰でも生存本能からコミュニケーション能力が高くなってしまうのだ。

 

 ただ、そんな状態にならなくても、コミュニケーション能力は鍛えられる。人の生活範囲は狭い。その限られた範囲で必要な知識・話題を身につければいいのだ。コミュニケーションが怖いのは、相手を知らないからであり、相手が何を言うのか分からず、何を答えれば分からないからである。

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身近にある情報を収集しておく

 コミュニケーションが苦手な人は真面目すぎるのだ。相手の全てを理解しようとするから、迷い、戸惑ってしまう。しかし、まわりの人たちは、あなたが思うほど、真面目ではないのだ。

 

「今日は天気がいいですね?」

 

 この質問を例にとって話せば、相手は本気で天気について聞いているわけでない。深い意味はないのだ。ただの時間潰しであり、回答を求めた質問ではない。何を答えても正解になる質問なのだ。

 

 「そうですね。天気いいですね。」と答えれば十分であり、なんなら「さっき、雨降っていましたよ?」と嘘をついてもいいぐらいだ。ただ、これでは話が終わってしまう。そこで、次の一歩である。

 

 「天気がいいから、今夜はビアガーデンで一杯ですか?」とあなたは答える。


 それに対し、相手は、「いや~、今日は残業しなければならないんですよ。でも、週末はビアガーデンに行こうかと。」と答えるだろう。

 

 この会話に持ちこむためには、相手がお酒を飲むことを知っていること、また、近場でビアガーデンをやっていることを知っていなければならない。ここで役立つのが、広い知識、つまり持っている情報量なのだ。あなたの住んでいる地域のイベント情報を把握しているか、今日やる視聴率のいいテレビ番組は何か、最近話題のニュースについて知っているかと言った情報なのである。

 

キーワードを聞き逃さない

 もちろん、初対面の相手の場合、相手の情報を知らないため、共通する会話に持ち込むことは難しい。先程のビアガーデンの話題をいきなり振るのは無理だが、相手は同じ人間である。人間には共通の話題があるのだ。人間には三大欲求、それに2つ加えた五欲と呼ばれるものがある。食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲の5つだ。美味しいものをたくさん食べたい、お金がほしい、異性と性行為をしたい、他人から認められたい、満足するまで寝たい。これらの話題のうち、自分がよく知っている話題を振れば、相手の情報を知り、話を膨らませるきっかけを作ることができる。

 

 夏場の暑い時期なら、「昨日は寝苦しかったですね。」と言えば、相手は「暑かったですよね。私の部屋にはエアコンがないんで、リビングのソファーで寝ましたよ。」とか、「あまりに暑かったので、仕事帰りにビアガーデンに行きました!」などの会話が帰ってくる。稀に、「そうですね。」としか返さない人もいるが、その場合は、他の話題に変えるばいい。

 

 先程の会話が引き出されれば、後はこっちのものである。エアコンがないと言われれば、自分の家の冷房の話をすればいい。エアコンや扇風機があるとか、暑いのでアイスを食べたとか、暑さに関する話題を話しせばいいのだ。また、家具について詳しいのなら、会話に上がっていたソファーについて話題を広げてもいいし、自分も夏バテ気味でソファーで横になってテレビを見ていましたと返せばいい。

 

 もしかしたら、その後、テレビ番組の話題で盛り上がるかもしれない。仕事帰りにビアガーデンに行ったという話題が出たら、お酒の話をすればいい。もし、あなたがお酒を飲まないのなら、代わりに自分が暑い時にする行動を話せばいい。もしくは、仕事帰りという話題を広げればいい。自分が家に帰ってする趣味の話をすればいい。

 

 とにかく、相手の会話の中のキーワードを聞き逃さず、そのキーワードから連想できる話題を相手に提供するようにすればいい。提供できる話題がないのなら、それは情報収集の努力が足りないのだ。何度も繰り返すが、情報取集はコミュニケーション能力を鍛える近道なのだ。

 

自分をさらけ出す勇気を持つ 

 コミュニケーションは、お互いを知るための行動である。相手を知るためには、自分をさらけ出す必要がある。自分をさらけ出すことに抵抗がある人も多いだろう。しかしだ、あなたも相手も同じ人間である。欲の大きさに差はあれど、食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲は必ずある。あなたが恥ずかしがっていることも、相手が隠しているだけで、腹を割って話せばお互いに打ち解けるきっかけになるかもしれない。いきなり性癖とか話せば相手に嫌われるだろうが、食べ物の好みとかなら相手に嫌われることはない。

 

 以上より、コミュニケーション能力を鍛える方法とは、テレビニュースや雑誌などを中心に身近にある情報を収集しておくこと、相手の会話をよく聞き会話を膨らませるキーワードを聞き逃さないこと、そして、自分をさらけ出す勇気を持つことだと俺は思う。

 

 自分の世界に閉じこもらず、まわりを見渡せば、おのずとコミュニケーション能力は向上する。一度の失敗をおそれず、何度も失敗すれば、誰でもコミュニケーションの達人になれるのだ。ただ、その失敗が怖いというのが最大の難点ではあるが。